巨人・岡本、丸と初のアベック連弾「味方になって心強い」

 ◇セ・リーグ 巨人6―3阪神(2019年4月3日 東京D)

3回2死、中越えソロの岡本を迎える丸(左から2人目)(撮影・大森 寛明)

 巨人は3日の阪神戦に6―3で勝利し、4連勝を飾った。0―0の3回に3番・丸佳浩外野手(29)が2戦連発となる右中間2号3ラン。4番・岡本和真内野手(22)もバックスクリーン右へ今季1号ソロで続いた。「平成」から「令和」となる新時代を担う「マルオカ」による初のアベック弾。チームの全6打点を挙げたコンビが、首位を走る「新生ジャイアンツ」をけん引する。 

 一瞬悩んだ。目の前で先制3ランした丸を、ナインが両手で輪をつくる「丸ポーズ」で迎える。ネクストバッターズサークルにいた岡本は「バットを持って迷ったんですが、まあいいか…」と打席に向かった。

 3回2死。丸の先制弾の興奮が冷めやらぬ中、坂本勇からは「どさくさに紛れて打て」と声を掛けられた。直球に狙いを絞る。青柳の初球をバックスクリーン右にぶち込んだ。今季19打席目で出た1号ソロ。原監督が「大砲が“ボーン!”と行ったような感じ」と評した弾道だった。3、4番を組む丸との初のアベック弾だ。

 「ネクストから見てやっぱり凄いなと思った。気楽になったというか、奇麗に掃除してもらったので。やっと一本出て良かった」  3月25日に都内で開かれた燦燦会。2人並んで壇上に立った。「岡本さんが“60本、170打点を俺はするんや”と言っていた」。丸はニセ情報を流し、「全力で岡本選手のサポートをしていきたい」と笑わせた。

 グラビアアイドルのウエストよりもやや細い51センチのふくらはぎが飛距離を生む。スーツを3着持っていたが昨年末、車の運転席に座った瞬間に股部分が破れた。次は3月上旬、広島遠征の移動中に気がつくとお尻の部分が縦に破れた。そのため1年目のスーツ姿で燦燦会に出席。原監督から「スーツも小さくなりました。色気よりも野球。日本を代表する4番になる」と激励を受けた。

 4―0の7回2死満塁では左翼線2点二塁打。打球はファウルゾーンに落ち、自身は「疑惑のヒット」と言ったが、打球は三塁手のグラブに当たっていた。まぎれもない適時打。直前に四球で出塁した丸からは「つなぐから頼むな」と声を掛けられていた。

 2人で全6打点を挙げた。4連勝で単独首位を守り、岡本は丸のことを言った。「去年、敵チームで、塁に出てほしくない時に必ず出ていた。味方になって心強い」。お立ち台では「優勝して日本一になりましょう!」と声を上げた。「令和」の巨人を岡本「和」真がけん引する。 (岡村 幸治)